コヤマノ岳東面の旧スキー場跡の上部から、北比良からリトル比良の山々、そいて琵琶湖までが一望できる。パノラマ写真
記 録2011年1月23日(日) 天候:曇 稜線:粉雪舞う 
メンバー コンパス例会:3名 マリリンさん、のんさん、てでぃ
アプローチ JR大阪駅[6:21]〜湖西線〜JR比良駅[7:38]
コース・タイム JR比良駅[7:55]〜[8:40]イン谷口・トイレ前[9:00]〜金糞峠[10:51]〜八雲ヶ原[12:05]〜[13:35]コヤマノ岳[13:47]〜八雲ヶ原[14:31]〜[14:59]北比良峠・昼食[15:25]〜ダケ道〜[16:37]イン谷口・トイレ前[16:45]〜JR比良駅[17:25]
地図 国土地理院 1/25000 北小松・比良山 [滋賀県]
メモ   今季初のコンパス例会、参加表明は僕を含めて4名だったが、風邪の為一人欠席となり、3名での例会で、少し淋しい気もしたが、致し方ないか。しかし山に入れば、数年ぶりの深雪で、素敵な森をいつも以上にゆっくりと歩き、存分に雪を堪能した。トレースがあったとはいえ、例会としては長時間となり、同行の女性陣には申し訳なかったが、深雪の北比良の景色を十分に味わっていただけたと思う。

  昨年同コースを武奈ヶ岳まで歩いた記録と比べて頂くと、積雪の違いが面白いと思います、特にコヤマノ岳の山頂標識の位置で積雪が1m違うのが分かると思います。→→クリック!
備忘録
山は季節・天候で変化します。ここに掲載した記録・写真等は実際の山行には参考程度に留めて下さい。




  JR大阪駅から、いつもの時間の米原行の快速に乗る、車窓から明けゆく街や山を見ながら朝食の缶コーヒーとサンドイッチを頂く、夜が明けた頃、京都駅で湖西線に乗り換える、この時間帯では、この快速で来るのが一番待ち時間が少なく、都合がよい。湖西線、今日はいつになく乗客が多い、山というよりスキーなのか、比良駅で降りたのは3パーティ、歩いてイン谷に向かうのは我々だけだった。麓の雪はまだ少し残っていた、目の前の北比良の山は、正月より白さを増している、今日も美しい、が雪雲が西から押し寄せ来ている。トイレや歩く準備をして、ゆっくりと発つ。湖西道路をくぐると、雪道、イン谷口周辺の道路も雪に覆われ、積雪の多さを見せてくれる、ここで積雪30センチ。進路を正面谷にとり、トイレ前で小休止、アイゼンを装着する。




JR比良駅で歩く準備をして出発 いつもの場所から、山の白さが増した 湖西道路をくぐると、雪道となる




イン谷口分岐の周辺の道路も積雪してた イン谷口分岐道標、積雪50センチ 登山ポストは、監視小屋前に移動




  正面谷トイレ前で、5パーティほどと相前後して歩くことになる、先頭をマリリンさんにお願いし、ゆっくりでと云ったが、先行パーティを追い抜く勢い、抜かずに5メートル空けて歩いてとお願いする、十分なスピードです。積雪は上がるにつれ増えて、正月に歩いた堂満第一ルンゼ出合で1m、青ガレ基部で小休止、青ガレの岩もすでにすべて雪の下だった。正面谷を上がり、風の通り道で雪の着きにくい金糞峠付近も結構積雪していた、さすがに峠のお地蔵さん付近だけは地肌が見えていた、写真だけとって奥の深谷に降りて小休止する。




今日の正面谷は、よく踏まれたトレースで歩きやすい 堂満第一ルンゼ出合堰堤付近、急速に積雪が増してくる、積雪1m




青ガレ基部で小休止、先行パーティが上がっていくが、岩はすべて雪の下だった




金糞峠への最後の詰めの急登を行く 雪の着きにくい金糞峠直下も結構な積雪だった




さすがに金糞峠のお地蔵さんの付近だけは、地肌が出ていた




奥の深谷に降ります 奥の深谷出合の道標、谷沿いに八雲ヶ原に向かう




  ここから奥の深谷の源流部の森を谷沿いに進むことになる、緩やかな上り勾配の道が八雲ヶ原まで続く癒しの森の道だ。この森の深雪の景色が素敵なのだ、特に沢の流れの周囲に出来る雪のオブジェが面白く、飽きさせない、それというのも、湧水量が多いのか、この沢が雪に埋もれないからだ。八雲ヶ原まで、のんびりと深雪と雪景色を楽しみながら歩いた。




雪国の人が見たら何の変哲もない、雪の沢の風景、でも美しいと感じる




一瞬、陽が差し込み、明暗の美、歓声があがる




お決まりのダイブ、のんさん、いいよ! 負けじと、マリリンさん、これもまたナイスダイブでした




これも何の変哲もない雪のオブジェ




曲線が美しく感じる雪のオブジェ




埋まらず、わずかに見える水面の周囲の曲線が、僕にはたまらない静寂の美だ。




杉の木も雪を纏うと美しく感じる 橋も手摺が見えないほどに埋まっていた




今、枝が折れたら、えらいことになりますよ 沢沿いの道ともお別れ、名残を惜しみ振り返る




八雲湿原の横を通過、下は凍ってるので真ん中を歩ける筈だが、万が一があるので誰も歩かない




  八雲ヶ原に到着、僕的には楽しみにしてた森を歩けたので大満足、時間的にも、ここでゆっくり昼食を摂って下山と歩きながら考えていたのだが、やはり当初の予定通りコヤマノ岳へ行きたいと要望が出たので、下山が日没ギリギリになるが、小休止後、コヤマノ岳に向かうことにした。
  コヤマノへもトレースあり問題なし、旧スキー場上部から、雪雲に入り、粉雪が舞いだす、気温も急降下、稜線に上がると一斉に霧氷が着き出し、美しい森に変身していく、上がってきて正解だったと思う、コヤマノ山頂付近は積雪150センチ程だった。




八雲ヶ原到着、団体さんのテントが数張あった 旧スキー場を上がるべく、八雲ヶ原を横断




イブルキ・コヤマノ分岐、小休止 コヤマノの頭が見えている




旧スキー場中ほどでは次郎坊から釈迦の稜線が美しかったが・・・ 上部に来ると雪雲に入り、粉雪が舞い出す




旧スキー場上部から、コヤマノ岳山頂方面




稜線に上がると、そこはブナの木の霧氷の森、気温も急降下し、みるみる霧氷が発達する




気分良く、コヤマノ山頂に到着しました




  やはりコヤマノ周辺のブナの森は美しい、ブナの木の古名は「稜の木」という、「ソバノキ」と読むも「リョウノキ」と読むも良いらしい、僕的には「リョウノキ」だ。この一帯は素敵な「稜の森」とうことになる。霧氷の着いた「稜の森」は静けさに包まれ美しい、気温が急降下したので、みるみる白さを増していく。ゆっくり楽しみたいところだが、寒いし、時間も押している、記念写真を撮ると、即下山とした。山頂標識の位置から、積雪は150センチくらいのようだ。




山頂での記念写真、左から私、のんさん、マリリンさん 少しもったいない気がするが、速攻下山します




夏は味気ない植林帯も、シャーベット・ツリーになって素敵だ、奥中央の鞍部が北比良ケルン




もうちょっと頑張ればモンスターになれますよ ガンガン下りましょう




植林帯も美しい




正月に歩いた堂満岳も雪雲の中 ここらの尾根筋も雰囲気が良い




モンスターどころか、小山になりそうなほど雪が吹き付けている




雪雲から出ると、展望が回復し、奥琵琶湖まで望め最高の景色




ここを下れば八雲ヶ原 八雲の北比良への分岐道標、埋まってるのを掘り出してます




北比良への最後の上り返しは、しんどいです もうちょいで北比良ですよ




北比良ケルン直下、今歩いてきたコヤマノ岳で〜す 北比良の東屋で簡単に遅い昼食




北比良のケルン越しにコヤマノ岳、右の尾根の歩いてきたコースがよく分る




振り返れば琵琶湖も美しかった




  北比良の東屋で、遅い簡単な昼食、風が結構あり寒かった。長居は無用といつもの速攻下山、ダケ道を休まず大山口に急ぐ、のんさんは結構疲労が足にきていたが、頑張って下山してくれた、これで何とか夕暮れ前にJR比良駅に到着できた、楽しい一日でした、マリリンさん、のんさん、お疲れ様でした。




さあ、ダケ道を急降下、大山口へと下山します いつもの大山口を過ぎたあたり、今日は雪がホントに多い




イン谷口の監視小屋付近を通過 JR比良駅が見えてきた、なんとか日暮れ前に到着できた




  例会としては、ちょっとロングコースだったが、このコース、深雪時は比良では珠玉の美しい日帰りコース、そんなコースを久しぶりにゆっくりと歩いた。天候も、この時期としてはまずまずで、大満足だ。今季、もう一度くらいは比良に来れるだろう、何本かある僕のお気に入りの美しいコースのどれかを歩きたいと思っている。
  昨年はこの時期は比良に、というより日本海側を除けば、近畿の山には雪がなく、日帰りでいける山を探すのに随分苦労した、今季は逆に、アプローチ撤退をも考えなければいけないほどの25年ぶりの大雪、寒冷の年になったようだ、まだまだしばらくは、近畿の山の新雪深雪を楽しめそうで、豪雪の地方の方には申し訳ないが、雪の山が好きな人間には良い冬になりそうだ。