樹間からの木漏れ日がスポットライトのように川面を照らす、川迫川渓谷、白子谷出合付近、この渓相が残っていることを願う
記 録2011年08月28日(日)   天候:晴時々曇
メンバー 山仲間5名:まるさん・みかんさん・のんさん・くま吉さん・てでぃ
アプローチ 自宅[4:30]〜ローソン・大淀下渕店[17:00]〜黒滝・森物語村・御吉野の湯[17:45]〜泊地
コース・タイム 大川口[8:06]〜[8:27]白子谷出合・入渓[8:45]〜[11:10]奥の二股上部・遡行終了[11:30]〜[12:58]鉄山平上部[13:15]〜[14:51]弥山[15:25]〜聖宝の宿〜行者還トンネル西口[17:15]
地図 国土地理院 1/25000 弥山 [奈良県] 
メモ    大川口から白子谷を経由しての、トンネル西口までの弥山周回ルート、白子谷は初級の沢、快適で夏の暑さを忘れていたが、鉄山平への高度差400m余の急登は、夏を思い出すのには十分すぎた、ここから弥山も変化に富んだ風物があり、飽きない、しかし、夏の暑いときには、おとなしく鉄山平から鉄山経由で降りたほうが無難かもしれない。
  コンパスの春の企画に上がりながら今日まで実施ができなかった、夏の長時間行動はきつかったが、僕には思い出に残る山行だった。
  ここを歩いた直後の9月3日、四国に上陸した台風12号は紀伊半島に甚大な被害をもたらした、大峰も例外ではなく、特に西面では大災害となった、亡くなられた多数の方々に哀悼の意を表すると共に、行方不明の方々が無事に救出されることを祈りたい、そして被災された方々が一日でも早く元の生活を取り戻されるように応援したい。
山は季節・天候で変化します。ここに掲載した記録・写真等は実際の山行には参考程度に留めて下さい。
備忘録



  前日の土曜、午前の仕事を終え、今夏一と思われる豪雨の中、車で大阪を発ち、一人、天川を目指す、参加メンバーから順次メールが届くも、返事は「明日は晴れますので行きます」、大淀のローソンでまるさんとおちあい、買出しをして温泉へ、今日は黒滝の森物語村の「御吉野の湯」、ちょっと狭くて、露天風呂もないが、\500だったので納得する、しっかり汗を流し泊地へ、二人で先に飲みだし、20時過ぎ、全員到着時はすでに出来上がっていた(^^ゞ
  23時お開きにして、男三人、星があまりに綺麗だったので、飲み続けながらの観天会、まるさんが最初に沈没し、くま吉さんも24時すぎ撃沈、一人流れる星を見ながら 青き春の日のロマンティシズムに思いを馳せた、多分酔ってただけだろう。
  翌朝、行者還トンネル西口と大川口に車をデポ、林道を川迫川渓谷の白子谷出合へ、まずは川迫川を渡渉、白子谷出合の入渓点へと到着する、水量が多いと、ここでアプローチ撤退になってしまうだろう。



黒滝・森物語村の入口の看板 雨の可能性があったの某所東屋で宴会前泊 駐車地の大川口の道標



大川口から鉄山への尾根を見上げる、今日は良い天気のようです



大川口から林道を白子谷出合へ 川迫川を渡渉、白子谷出合へ



  白子谷は初級の沢、最初の大きい滝を巻けば、あとはどこでも好きなように歩けます、ナメ状の滝多く、前鬼川より危険度は少なく、沢だけなら初心者には手ごろな沢だと思う、後がなければの話です・・・。水と大いに戯れ、夏の暑さを完全に忘れる・・・・沢中だけの話です、途中の沢中から向かいのバリゴヤの頭が望めた、その後も順調に、遡りあがるのみ、こういう沢が今の僕には丁度いいようだ、そして、奥の二股と呼ばれるポイントにある8mほどの滝下に到着、ここで記念写真を撮る、多くのレポは鉄山経由で下山するため、ここで遡行を打ち切っているが、もう少し上部まで上がり、取り付きやすそうな尾根襞から稜線を目指すことにした。



川迫川の白子谷出合に架かる滝 トレで初っ端なから流れに突っ込むくま吉さん、もう少し身体を起こそう



まだ濡れたくない女性陣は右岸を巻き気味に行く



小滝の連続、気分よい いい感じの沢相です 登れない滝は巻き気味に行く



結構斜度のあるゴーロ 前日の雨で水量は多いほうだろうと思う



何の変哲もない流れに、なぜか沢歩きの楽しさを感じる



沢が開けると、真向かいのバリゴヤの頭が望める、ここも人気スポットのようだ



いつしか、この沢の名物の傾斜のあるナメ床に入っていた、100mもないか



ナメ床上部のトユ状の流れは美しい 奥の二股にかかる2段8mほどの滝に到着



右岸から撮る、右股の水量は少ない 一応、沢中での記念写真 もう少し遡り上がることにする



  数十メートル上の、丁度水量が減った辺りから、右岸の尾根に取り付く、ここから鉄山・弥山間の稜線目指し、400m余の急登をこなす、ズルズルベッタで、忘れていた夏の暑さを思い出すには、十分だった、傾斜が緩んだと思ったら、鉄山平と呼ばれる草原地帯の上部に飛び出した、美しい場所、展望は抜群、三塚と呼ばれる鉄山の三つの峰が眼下に望めよく分かる。ここで沢遡行がメインなら鉄山を経由して、大川口に下山するのだが、誰が考えたのか、今日は弥山を周回する予定だ、夏のこの一番暑い時期に、沢を歩いたことを忘れる遡行終了後の長時間行動、ちょっとキツイかもしれません。



ここで遡行を打ち切る 鉄山・弥山間の稜線へは、ちょっと厳しい詰めの登りだった



たまに開けた場所で小休止 少し傾斜が緩むと、稜線が近い



鉄山平の上部の草地に飛び出した、非常に展望がよかった



鉄山平上部から、三塚と呼ばれる鉄山の稜線がよく分かる、鉄山山頂は最奥のピーク



   しばし休憩し、行動食など腹に入れ、弥山までのもうひと登りに備える、尾根筋を追い上がる、修覆山までは踏み跡は明瞭、開けた場所からは左に弥山が見えるが、まだまだ遠いですよ、修覆山を過ぎると、景色は一変し、倒木帯にフカフカの見事な緑の苔たち、美しい、美しすぎる、素晴らしい緑と倒木のコントラスト、しんどいのを忘れた、と書きたいが、まだまだ先が長いようだ、この倒木帯は尾根筋をはずしやすい、左にほぼ直角に曲がっているせいもあるが、倒木に気を取られやすいのだろう、もっともテープ類が過剰なほどあった、前方にやっとこさ弥山、左の山裾に弥山小屋が視認できて、やっと一息ついた、弥山山頂で御参り、正面には百名山・八経ヶ岳も霞みながらも拝める、弥山小屋までくだり、遅い昼食とした。



鉄山平の草地を上がり尾根筋を追う 修覆山までは踏み跡は明瞭 修覆山の山頂直下



開けた尾根筋から弥山が見えた、まだまだ遠い



行者還から大普賢の奥駈道も霞みながらもなんとか見れた



倒木帯に入った フカフカの鮮やかな緑の苔が美しい 樹間に弥山が見えてきた



トウヒの倒木が途切れると、左に弥山小屋、そして弥山の山頂がすぐそこに見える



やっと山頂の祠の裏が見えてきた 正面に回りお参りをする 記念写真



正面に八経ヶ岳、奥に明星が見える 弥山小屋前の標記盤



   食事をとり大休止後、行者還トンネル西口に下山すべく奥駈道を下る、聖宝の宿で理源大師の像を仰ぎ、弁天の森に入る、少し傾き出した木漏れ日に青葉が美しかった、素敵な森だと思う、途中数人のハイカーと出会う、そして奥駈出合で一服、奥駈出合から奥駈道を離れ、急降下後、トンネル西口に無事下山した。



大峯奥駈道の標識 さあ帰りましょう この稜線は美しいと思う



稜線から行者還が見えている



途中の聖宝の宿の案内標識 案内標識横の理源大師像



弁天の森に西日が差し込み、木漏れ日が美しかった



弁天の森を行く 奥駈道、「弁天の森」の案内標識



この辺りのブナの木が美しい



奥駈出合が見えてきた 奥駈出合で一服



トンネル西口へ下降します 道路が見えてきた、着いた様だ 無事到着、お疲れ様でした







  今日も朝8時過ぎから17時過ぎの行動、この暑い時期にしては、よく歩いたと思う、前半の沢の涼しさを完全に忘れてしまう周回ルートだった、涼しい時期なら行者還まで歩き、ダイレクトに大川口に下山する周回も考えられるかもしれないが、その時は尾根筋のルートからでお願いしたい。いつもの洞川温泉で汗を流し、ノンアルコールビールを2本飲んで、やっと一息ついた気分になった、このあと解散したが、僕は何を思ったのか、のんびりと高速に乗らず下道で帰阪した、きっと一つノルマを果たし、解放された気分を楽しみたかったのだろうと思う。