記 録 | 2011年11月27日(日) 天候:曇 |
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メンバー | げんさん、てでぃ、そして偶然出会った、しげさん、ジャンパパさん、呑み会に呼び出した、ジャンママさん |
アプローチ | 阪神電車・姫島駅〜阪急電車・今津駅〜阪急電車・六甲駅[8:48] |
コース・タイム | 阪急六甲[8:58]〜杣谷出合[9:25]〜摩耶東谷右股〜[11:35]摩耶山頂・掬星台・昼食[14:00]〜シェール槍[14:37]〜[15:22]天狗塚[15:55]〜阪急六甲[16:48] |
地図 | 国土地理院 1/25000 神戸首部 [兵庫県] |
メモ | 人との出会いは、色々あるが、心に残る出会いは、それほど多くは無い。まるで必然のような偶然の出会いは、きっと神の引き合わせに違いない、大事にしなければと肝に銘じた。前日土曜日は所属山岳会の総会、昨年同様終了後、杣谷でキャンプの予定だったが、堰堤工事とのことで直前中止になった、まるでそれを知ったかのように、ブログ友達の「げんさん」から急遽のお誘い、あちらも予定が中止になったとのこと、ならば六甲へと出向く、コースはおまかせで、一応宴会仕様の装備で出かけた、偶然が重なり合い、歩いたと言うよりは、飲んでる時間の方が長い、懇親会のような一日だった。 |
山は季節・天候で変化します。ここに掲載した記録・写真等は実際の山行には参考程度に留めて下さい。 |
備忘録 |
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前日の土曜日は王子の登山研修所で六甲学院山岳会の総会、一次会でも結構飲んだ、今年は杣谷周辺が工事とかでキャンプが中止になった(もっとも中止になったおかげで今日の偶然が演出されたのだが・・)ので、実働部隊で三宮に繰り出し二次会、普段飲み慣れないバーボンをロックで数杯あおったせいか、久々にヨッパでの23時半帰宅、それでもしっかり7時に起きて、用意をして集合場所の阪急六甲へと向かう、15分前に到着、そして1台後の電車で「げんさん」登場、いつも見せていただいてる写真どおりの、物腰の柔らかい山紳士だ。挨拶をかわし、杣谷出合に向けて出発、色々とダベり続けてると、あっという間に杣谷出合に到着、そして摩耶東谷出合の杣谷の大堰堤上に着いたような気がした。 |
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阪急・六甲駅ビル下のバス停で集合 | 色づいた杣谷出合への途中の丸山公園 | 杣谷出合の道標 |
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大堰堤への道すがら、「げんさん」の後姿、いい感じ | そして大堰堤は・・・かなり掘り下げられていた |
摩耶東谷は初級の沢、というよりも六甲の沢だから、一般道ではないが大勢の方が歩かれてる、僕自身も昔何度か歩いた記憶がある、東谷出合からは、山道が大堰堤まで延びている、げんさんは何度か来たようで沢の解説をしてくれるので助かる、僕には沢中の記憶は全くない、表六甲の沢にしては綺麗な水、勿論飲めるとは思わないが、杣谷の荒れ方を考えれば、美しく感じる。行者の滝を左から巻き上がると、中割れの大堰堤、そしてミニゴルジュがあって、その中間部の二股で、沢は左右に分かれている、げんさんが「どっちにいきますか?」と尋ねてくれたので、水量の多い、本流であろう右股を選択させていただいた。最後の滝を巻き上がった所で、この沢の始水点を確認、そして今日一の紅葉があり、ここでしばし休憩、鳥のさえずりを聞きながら、またまた話し込んでいた。源頭は水路がズルズルで上がれないので、右に廻るとすぐに水平歩道と出合い、山寺尾根と合流、掬星台に到着した。 |
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東谷出合、しばし山道を行く | いい感じの沢相です | 滝に出会うとしっかり撮影 |
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2段15mほどの滝、見ごたえがある | 大堰堤に出合い、ここからは沢筋を追う |
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この滝は天上寺の修行の滝、行者の滝と呼んでたような気がするが間違えてたらごめんなさい、今も修行小屋がこの滝上にある |
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巻き道には、名前の彫られた岩がいくつかあった | 名前の彫られた岩には、お供えがしてある |
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上部より行者の滝を見る、小屋も見える | 途中の中割れ堰堤、梯子がかけてあるが、靴が濡れる |
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中割れ堰堤を上部より見ると、なかなか壮観な感じがするから不思議だ |
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ミニゴルジュの入口に立つ「げんさん」、この谷の名物との説明をいただいた |
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中ほどの二股、左股に見える滝 | 右股に見える滝、水量の多い右股を選択する |
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ゴルジュ終端を上る、げんさん | 滝の巻きはトラロープの下がる土壁 | 滝を越えると、源頭の趣 |
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倒木多く荒れた印象も受けるが、表六甲の沢では美しいと感じる |
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そして、始水点を確認し見上げると、朝陽にあざやかに紅葉が浮き上がっていた |
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摩耶東谷右股、始水点 | もうちょいやよ |
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シイの巨木 | アオキの実 |
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水路に出会うが、ズルズルで登れない | こっちにおいでと右にアンパンマンがいた |
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少し上がると、水平歩道に出合う | そして山寺尾根との合流点 | すぐに掬星台到着 |
掬星台に上がるとというよりも、山寺尾根の合流からは、誰とも会わなかった東谷の静寂が嘘のような喧騒に包まれていた、もっとも大好きな山ガール達も大勢いたことはいたのだが・・・。そんな喧騒の広場の中央のベンチで今まさに昼食の店開きの準備を始めていた御仁がいた。げんさんが、「しげさんや、、」と云いながらツカツカと寄っていき熱い抱擁を始めた、名前はブログの書き込みで存じ上げていた御仁との偶然の出会いだった。 ということで、合同宴会、ビールで乾杯の後は酒は勿論のこと、酒の肴も次々出てくるはで、話も大いに盛り上がり、大勢のハイカーが行き交うのもお構いなしに、〆の雑炊が出てくるまで絶好調だった・・・楽しかったですよ、げんさん、しげさん、ありがとうございました(^^ 王子のジムに行くというしげさんとはここでお別れと、撤収準備にかかると、背後から「てでぃさん」と僕を呼ぶ声、 なんと同じ山の会のジャンパパさんではないですか、、、もうちょっと早かったらよかったのに・・・、お二人に紹介をして、西に向かうというのを、一緒に下山して一杯やることになった、、結果的には最後はそこに行き着くのだが(^^ゞ |
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掬星台の表示盤 | そこには「しげさん」がいた | という訳で、合同宴会開始 |
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さてボチボチ行きましょか、のタイミングで「ジャンパパさん」登場 | 今日の主役は、このお二人でしょう |
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僕と 『しげさん』 :げんさん提供 | 『しげさん』とお別れの前に四人で記念撮影:げんさん提供 |
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これから登山研修所でクライミングに行くというので、名残惜しいがここでお別れ、また会いましょうね(^^)/~~ |
さてこの後は、少し酔ってはいたが、少し汗をかけば抜ける程度の酔い、アゴニー坂をゆっくり下りて、長峰へと行く予定だったが、酔い覚ましにと、シェール槍に上がる事にした、ここからの景色は遠望はないが、箱庭的な眺めだが結構好きな景色だったりする、冴えない色味の紅葉だが、おそらく今年最後の紅葉だと存分に写真に収めた、記念写真を撮って、長峰へと向かう、汗は吹き出るが、降りてからのビールがおいしいほどの出で、丁度いい感じ。 |
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長峰の山腹も良く見ると、結構色づいている、今から行きますよ。 |
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シェール槍の山頂から、穂高湖を見下ろす | 寄り道してよかった、ここからの景色は大好きだ |
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摩耶を中央に、左の穂高湖・杣谷峠、右は新穂高に至るパノラマ撮影、青空だと最高だったと思う |
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シェール槍山頂にて記念撮影 | これから歩く穂高湖畔から杣谷峠、そして長峰への尾根筋 |
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穂高湖畔のいつもの場所から、シェール槍を望む、ホントに晴れていないのが残念でした |
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杣谷峠前の穂高湖の石標 | 杣谷峠の分岐道標 |
長峰山頂の天狗塚で、げんさんが隠し持っていた最後のビールと僕のいれたコーヒーで、残照の六甲の景色を楽しみながら、まったりとした時間をまた過ごしてしまう、塚の一番高い岩の上で、またぞろ記念写真を何枚も撮って、今日の日の出会いを惜しんだ。裏六甲に居ると言うジャンママさんに連絡を取ってもらい、阪急六甲で落ち合うことになった、時間調整をして目一杯まで、塚の上でダベリ通し下山開始、ちゃっちゃと降りて、予定通り17時前に阪急六甲に到着、何度か入ったことのある駅前の飲み屋に腰を据えた。ジャンママさんも合流し、気づけば22時半だった。 |
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長峰山頂を西側より見る |
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塚の一番高い岩上で記念撮影、げんさん・僕 | ジャンパパさんとげんさん |
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帰路、長峰の中腹の山肌に西日が差していた、際立つ残照に染まる秋色に、思わず立ち止まり見入っていた。 |
秋の六甲で過ごしたこの日、また新たなる出会いがあり、六甲ブロガーの「げんさん・しげさん」と酒を酌み交わせたことは、最高の想いでとなった、知己のジャン御夫妻とも、ゆっくりと酒を呑み、話せたのもうれしかった。山を再開してからは、多くの山仲間と出会ってきた、来るもの拒まず去るもの追わずと言っても、素敵な出会いもあれば辛い別れもあった、しかし出会わなければ気のあう山仲間も存在しない、今後も自分の殻に閉じこもらず、オープンに積極的に、山では人との交流を大切にしていきたい、今日の日の素敵な出会いも、その一ページ、大切に生きたいと思っている。 |