イチョウガレ手前の雪壁を行くジャンパパさん、思ったほど雪も着いておらず、苦もなく通過できた
記 録2011年12月23日(金・祝)   天候:終日雪
メンバー 山仲間3名:くま吉さん・ジャンパパさん・てでぃ(CL)
アプローチ JR大阪駅[6:21]〜JR比良駅[7:38]〜自家用車〜イン谷口・駐車地[7:55]
コース・タイム イン谷口・駐車地[8:13]〜大津ワンゲル道〜[11:18]釈迦岳・ツェルト練習・昼食[12:56]〜[13:05]西面で雪トレ[14:45]〜イン谷口・駐車地[16:15]
地図 国土地理院 1/25000 北小松・比良 [滋賀県] 
メモ   待望のクリスマス前に比良での積雪情報、行かないわけにはアカンでしょうと、今季の雪は比良から歩ける、久々に興奮を覚え、前夜の忘年会もちょっと軽めに抑え、うきうきしながら比良へ向かった。予想通りすでにイン谷周辺でも積雪、止む気配を見せず終日雪の降り続く北比良で3年ぶりに遊ぶことができた、やっぱり雪の北比良が手軽に遊ぶには最高と、久々にモチベーションの上がった山行の一日だった。
山は季節・天候で変化します。ここに掲載した記録・写真等は実際の山行には参考程度に留めて下さい。
備忘録



  年内の大寒波が西日本まで届くのは3年ぶり、比良の積雪情報は毎日チェックしてるのですぐに行かねばと思う。ここはアプローチの楽なイン谷口から、積雪期に歩いたことのない大津ワンゲル道を選択、ここなら時間的にも余裕があるので雪トレもできそうだ、久々に興奮して寝つきが悪かった。
  いつもの時間のJRで比良に向かう、ジャンパパさんとは車内で合流、京都で湖西線に乗り換える、車窓から見える比良は・・しっかり積雪していた(^^)v これなら楽しめそうだ。比良駅で車で来た、くま吉さんと合流、駅周辺の積雪はうっすらだが、北比良はすっぽり雪雲に覆われていた、車でイン谷口へ、楽で助かるがトレーニングにはならないのがちょっと辛いところだ。
  到着したイン谷口では積雪5センチ、雪は降り続いている、早速準備を整え、上部はかなり雪がありそうとご機嫌での出発となった。



JR湖西線・比良駅、未明からの雪がうっすらとあった いつもの場所からは、北比良はすっぽりと雪雲の中だった



今日は比良駅からイン谷口までくま吉さんの車で楽をさせてもらった、積雪5センチ、小雪が降り続いている、他に登山者なし



  釈迦方面への入山者は、ここからは今のところ僕達だけのよう、ラッキーだ、もっともこの天候で比良に来るのは好き者だけなのは十分承知しているが、入山者が居ないのはやっぱりうれしい。分かりにくい大津ワンゲル道への登山口をしっかり二人に教えて山道に入る、先頭を歩く、くま吉さんには一本尾根なので、夏道にこだわらず歩きやすいところを歩くようにとだけ伝えた、でもこの程度の積雪なら嫌でも夏道を追うことになる、イン谷上部で積雪10センチ、南稜に乗ると積雪は15センチ、雄松山荘道出合付近からは、西北からの吹き付けが強くなり、積雪30センチ、イチョウガレから上部は平均40〜50センチほど、深い所でも膝上、平均膝下のラッセルで、トレのためアイゼン装着での歩きだった、問題のイチョウガレ手前の雪壁も、この程度の積雪では苦もなく通過でき、あっけなくコースタイムどおりに釈迦山頂に到着した。



準備を整え、さあ出発です ワンゲル道への入口は分かりにくい 下部の掘割も不十分な積雪で歩きづらい



南稜へ上がると積雪15センチ、歩きやすく久々の美しい雪景色 途中の道標を見ると、未明からの積雪が分かる



南稜を上がるにつれ積雪は増えていく、夏道を忠実にたどる



吹き溜まりでも、まだ膝下 快調に高度を上げていく



少し疎林になると西北の吹きつけが強い 通報盤の木を見ると、吹き付けの強さが分かる



早くもイチョウガレ手前の鞍部、小休止、ここからの雪壁が今日のポイント



しかし思いのほか雪は着いておらず苦もなく通過 そしてイチョウガレへと進む



イチョウガレからは寒々とした景色、雪は降り続き風も出て吹雪き状態になっていた



積雪も急速に増し、膝下から深いところで膝上になってきた



ブナの林が広がるとリフト道からの合流点が近い リフト道との分岐道標



今日は霧氷ではなく、吹きつけ雪の着いた林が広がる 初雪となれば、やはり飛び込むか



  釈迦山頂で11時過ぎ、武奈まででも行けそうな時間だが、今日はトレ目的なので、吹雪いて寒いので、まずは雪の一番深そうな場所で雪洞の基本、竪穴を掘ってツエルトを張る手順の練習、そしてゆっくりと狭いツエルトの中で身体を寄せ合い、コンロを焚き昼食を頂いた、ツエルトの暖かさと狭さを体感するには最適の天候だろう。ちょうどいい時間に、午後のトレのため吹雪く北比良の稜線へと再度飛び出した。



釈迦山頂標識で記念撮影、左から、てでぃ・くま吉さん・ジャンパパさん



まずはツエルトを張る お尻を寄せ合いゆっくりと昼食 さあ雪トレに行きますよ



吹雪く稜線を山頂直下西面に向かう、昼休憩してる間にも積雪は増していた



  釈迦山頂西面直下の雪がたっぷり1メートルほど積雪した斜面を選び、恒例の雪トレを開始、雪は相変わらず降り続き、天中を過ぎた時間からは気温も急降下、西から北よりの強風の吹き付けもあり、トレモードは最高潮のコンディション、まずはいつもの滑り台を作っての滑落停止、今日は新雪で滑らないだろうとヒップソリを持参、よく滑りいい感じで練習できるのでお薦めだ、滑落停止、耐風姿勢、トラバース・・ザイルを出して、コンテ、スタカットの確保練習、肩がらみの懸垂下降・・・順次いつもの練習を2時間近くやって終了した。



まずは滑り台を作成中 2年目はさすがに様になっている



1年目はまだまだこれからです 新雪の吹き溜まりで、雪襞(ゆきひだ)の乗越し、急傾斜ラッセル



ザイルを出して、肩がらみの懸垂下降、これが出来なければ話にならない



一向に止む気配のない吹雪に、全身行きまみれ、テルモスの湯を飲んで小休止



吹雪く寒々しいブナの森に風情を感じる だいぶ暗くなってきた、ぼちぼち帰りますか



  たっぷり2時間ほど遊び、今季も雪の山を歩けそうだと確認した、吹雪は収まらず、気温も下降気味、水も凍っている、さあテルモスの暖かい湯で元気をつけて下山開始、西面を駆け下りて、夏道を拾う、相変わらず吹雪き続け視界はなかったが、一瞬、堂満岳も見えた、別名:暮雪山、暮れ行く北比良に、雪の山はよく似合うなどと考えながら夕闇せまるイン谷口へ到着した。



この写真をよく見れば、横から吹き付ける雪が良く分かる



リフト道を目指し、新雪の斜面を駆け下りる



リフト道の夏道を拾い、足早にイン谷口を目指す 途中のカラ岳・釈迦の分岐道標にて



相変わらず吹雪き続け視界はなかったが、一瞬、堂満岳が見えた、別名:暮雪山、暮れ行く北比良に、雪の山はよく似合う



以前のロープーウェイ乗り場 ジャンパパさんもまだまだ元気 くま吉さんは余裕だろう



神爾谷分岐には新しい道標が立っていた イン谷口周辺も積雪が10センチになっていた







  寒波の中、今季初の雪見は楽しかった、今季も、僕は雪の山を歩かせて貰えそうだ、幸せだと思う(^^
今季からチームに参加してくれたジャンパパさんにとってもいいスタートだったと感じている、2年目のくま吉さんも逞しさを増してきていた、喜ばしい、僕はというと現状維持がやっとだろう、とにかく安全が全てと認識して、今季も雪の山を歩きたいと思っている、山は、今年はこれが最後の山行、来年も頑張ります、歳相応に・・・。