フジハゲの稜線は、比良おろしの吹き出し口、ここの雪庇は比良一だと僕は思っている
記 録2012年2月11日(土・祝) 天候:雪 のち 曇
メンバー 山仲間6名:ユーエスさん、キャットさん、まるさん、くま吉さん、ジャンパパさん、てでぃ
アプローチ JR大阪駅[6:21]〜JR京都駅・乗り換え〜JR湖西線・JR北小松駅[7:44]
コース・タイム JR北小松駅[8:00]〜ヤケ山[10:09]〜ヤケオ山[11:35]〜[12:30]釈迦岳[13:45]〜ヤケオ山[14:19]〜東南尾根(中井新道)〜JR近江舞子駅[17:32]
地図 国土地理院 1/25000 比良山・北小松 [滋賀県]
メモ   多忙で久々の山行、チームとしては今季3度目の比良、次週に控えたブロ友さん達との懇親会のやりとりをしていて、空いてるならどうですかと、ユーエスさんをお誘いしたら、キャットさん共々参加頂いた山行、蛇谷と釈迦のどちらがいいですかとお尋ねすると昨年行けなかった釈迦とのリクエスト、それではと以前から歩きたかったヤケオ山からの東南尾根の下降とフジハゲの雪庇見物をメインに、終日雪の北比良を歩いた。今季は全国的に大雪の年になりそうだが、比良も例外ではなく、四年前の大雪の年に匹敵するほど積雪している、こんな年は積極的に比良へ向かいたいと思っているが、どれほど通えるだろうか、この日は深雪を想定していたが、週中の雨で、雪は締まっていて、深いところでも膝までで、少し残念だったが、終日雪のコンディションはトレーニングとしては嬉しい限りで、予定通りのコースをしっかりと歩けた。帰路も梅田でユーエスさんにお付き合い頂き一杯飲む機会を得た、今日も今日とて楽しい一日であった。
山は季節・天候で変化します。ここに掲載した記録・写真等は実際の山行には参考程度に留めて下さい。
備忘録



  久々に山に向かった、勿論、比良に雪がたっぷりある間はアプローチの楽な比良へ、ブロ友のユーエスさんと、次週のオフ会のやり取りをしていて、空いてるならどうですか、と声を掛けるとOKのご返事、キャットさん共々ご一緒することにした。畑から蛇谷ヶ峰か、北小松から釈迦岳のどちらが良いですか、の問いに昨年の懇親会で行けなかった釈迦とのリクエスト、昨年の埋め合わせに、とっておきのコースを歩くことにする。
  いつもの大阪駅6:21の快速で発つ、車窓からの湖岸はうっすらと積雪し対岸から陽が昇る、雪雲が琵琶湖を覆っている、今日は一日雪かもしれない。降り立った北小松の駅でユーエスさん、キャットさんにお会いしご挨拶、北比良は小雪が舞っていた。車で来るくま吉さんが、昨日からの雪のせいか、渋滞で少し遅れると連絡があったが、すぐに到着し、歩く準備をして出発した。
  登山口までは30分ほどの車道歩き、一面雪景色の里山の風情を楽しみながら、ワイワイ駄弁りながらのいつものアプローチ、比良げんき村の入口を過ぎると、すぐに登山口だ。




車窓からの景色、対岸から陽が昇る 降り立った北小松の駅では小雪が舞っていた 登山口までは車道を行く




途中の道路沿いの渋柿に、5センチほどの積雪




登山研修所のある比良げんき村横を通過、そばにトイレあり 登山口に到着




  登山口で衣服調整後、楊梅の滝・雌滝に寄り道、標高も低く東に開いた沢なのでよほどでないと氷結しない、靴を濡らさないように渡渉後、滝見台にあがり、雄滝を見物後、涼峠に上がり小休止、積雪は15cmほど、夏道を追い稜線を目指す、先行者は単独一人のよう、トレースに雪が積もってるので、かなり早い出発のようだ、ここら辺りから高度を上げるに従い積雪が急速に増す、稜線に上がった所がヤケ山山頂、積雪1m弱か。




楊梅の滝・雌滝を見学 滝見台への道で、雲間から琵琶湖に陽光が差していた、美しい




滝見台からの楊梅の滝・雄滝、周辺の雪景色とあいまって綺麗だと感じる




滝見道と夏道の合流点の道標 涼峠への途中、琵琶湖対岸が望めたが・・・ 涼峠到着、気温も急速に下がってきた




夏道を追う、稜線が近づくにつれ積雪が増してきた ヤケ山山頂到着、積雪1m弱、雪が舞い出し、風もある




  ヤケ山からヤケオ山への途中にタンヤマの頭と名付けられた尾根頭がある(下の写真右手前)、ここへの登りは比良でも有名な急傾斜の夏道、深雪だと辛い場所だが、今日は週中の雨のせいか、積雪のわりには膝下までしか潜らずスムーズに通過できた。ここからヤケオ山へは開けた稜線であるのが下の写真でも分かるが、大きな雪庇も見えたので注意して通過する、晴れていれば最高の展望尾根なのだが、展望の無い今日は残念でした、そしてヤケオ山に到着、ここで先行していた単独の男性が休んでいた、ラッセルのお礼を述べた、雪も深くなり風雪もましたので引き返すと云っていた。帰りに風雪強くガスっていたら目的の東南尾根に入れないと困るので、尾根へのコースの確認とトレースを着けるように指示、待っている間に、単独さんがもう一人到着した。




タンヤマの頭(中央手前)と呼ばれる尾根頭からこれから歩く釈迦(最奥)への稜線が見渡せる、左ピークがヤケオ山、左に下降路の東南尾根




タンヤマの頭への稜線は比良でも有名な急斜面、深雪だと辛い 積雪は何とか膝下で、急斜面も楽にタンヤマの頭へ




見えていた雪庇横を通過 タンヤマの頭を過ぎ、開けた稜線を行く




左のヤケオ山から、右の釈迦岳までの、フジハゲのある稜線を、パノラマ撮影




この辺りの稜線も冬季限定の気持ちの良い尾根 ここを上がればヤケオ山です




ヤケオ山到着、週中の降水で減ったとはいえ積雪120〜130センチ がんがん行ってくださいよ




  ここからはノートレースの先行、単独さんは着かず離れず着いてきていた、そして今日のメインのフジハゲ前後の雪庇の発達したガレ尾根の通過、通過そのものに問題はないと思うが、雪庇の発達度を見るのが楽しみだった、おあつらえ向きに雪雲にすっぽり覆われ雪山の雰囲気が出てよい、ということで出発、ちょうど吊尾根状なので、少し下り少し登り釈迦の山頂に到る、積雪も一気に増えた感じで、ここらは2mはゆうに越えているように思える、藪が結構稜線まで上がってきてるので、雪庇を避けるのに樹林帯に追いやられるが、極力直線的に進むように指示する。
  フジハゲ周辺の尾根は「比良おろし」がもっとも強いと云われてるJR比良〜近江舞子間の吹き出し口にあたる、現実に十数年前、電車の横転事故が発生している、それだけにここの雪庇の発達度は、奥比良の稜線と同等かそれ以上、つまり比良一だと思うのだ、予想通りの雪庇で、面白い形のものも多く、楽しみながらの通過、そして予定時間より早く12:30に山頂に到着した。




少し下ると、雪庇が出てくる




風雪も適度に吹いて、いい感じでユーエスさんに写真を撮ってもらう、




ガスが流れ、一瞬、釈迦への稜線が望めた 進路は当然ながら、樹林帯へと追いやられる




ガスが流れ、フジハゲの全容が見渡せそうだったが、ダメだった




釈迦直下の斜面、一瞬青空が覗き歓迎されてるようだ 山頂到着、お疲れ様でした




  山頂には、別コースからのパーティがいた、積雪は120センチほど、全国的に大雪の年だが、四年前の比良での大雪は釈迦山頂は2メートルあったので、比良ではそれほどの大雪ではないと思う、まずは記念写真を撮り、山頂直下のいつもの展望地へ、少しガスっていたが、鹿ヶ瀬の雪原から奥比良の稜線が美しかった、山頂に戻り防風の竪穴を掘り、昼食、時折青空も覗き、ゆっくりとダベリ、珍しく雪の山では長居をした。




左からキャット・ユーエス・くま吉・ジャンパパ・てでぃ・まる(敬称略) 山頂直下のいつもの展望地にて




あまり遠望は利かないが、パノラマ撮影、鹿ヶ瀬の雪原から奥比良の稜線が美しかった




まるさん ジャンパパさん くま吉さん

ユーエスさん キャットさん てでぃ




  寒かったが晴れ間が少し覗いたせいかの長居だったが、13:45に山頂出発、ヤケオ山へ来た道を引き返す、天候が少し回復したので、帰りはゆっくりと雪庇見物、面白い形のものもあり、大きいものは5メートル以上張り出していた、積雪も深いところでは3メートル以上ありそうだった、ワイワイと再度のヤケオ山山頂へと向かった。




ピッケルのシャフトの長さを比べてます、さあ、降りましょう 山頂へ最後の登り、ここから5分ほどでしたか




前方の尾根頭周辺が、フジハゲと呼ばれるガレ場だ




フジハゲでもっとも張り出していた雪庇、前方のメンバーの大きさと比較すると、5メートル以上ありそうだ




まじかで見ると、圧巻ですよ この辺りが積雪の最深部、雪庇も厚い




尾根頭から振り返り見る




雪庇見物もここまでで終り 再度のヤケオ山山頂、東南尾根を下ります




  再度のヤケオ山山頂、小休止後、下降開始、往きにトレースを着けておいたので迷い無く東南尾根に入り、ガンガン下降する、中井新道と呼ばれてるようだが地図上には名称、コースの記載は無い、途中の地図上のP761までは明瞭な尾根筋を、そこからは梅ノ木谷堰堤横まで記載ある林道終端を目標に下る予定をしていた、実際P761までは、思いのほか綺麗な尾根で、正直予想外だった、もう少し藪がうるさいのではと内心思っていたからだ。それでも雪庇の為に一箇所尾根頭で迂回のトラバースを強いられたが、問題なく地図上のP761に到着、ここまで2箇所ほど古い赤布を確認した、P761手前の右手にあった赤布は夏道を明示してるようだったが、夏の状態も知らないのであえて無視し、読図での下降を優先させることにした、途中、琵琶湖も霞みながらも見えていた。P761からはコンパスで方角をあわせ、梅ノ木谷堰堤を目指す、初めての尾根なのでここからは直線的に一気に藪の中を急降下、下部は予想通りの藪に辟易し、右手の少し開けた谷筋にコース変更すると、しっかりとした夏道に出会う、マーカーも随所に付いていた。ここからは夏道を追うも、倒木多く荒れた印象、雪も薄くなってきた頃、前方に梅ノ木谷堰堤を視認、同時に林道終端とおぼしき地点に降り立った。ここに二輪車の轍が残っており、最近、ここまで入ってきてる方がいるようだ。林道を下っていくと次第に道幅が広くなり、雪も消え、別荘地の中へ行き着いた、装備を解き、今日の山行の思い出を語りあいながら、車道をゆっくりと近江舞子の駅まで下った。




この東南尾根は思いのほか開けていて、天候良ければ、なかなかの展望尾根のようだ




途中、ガスが切れ、展望が開けた、比良駅付近の琵琶湖が見渡せた




振り返えると、ヤケ山が確認できた P761からは藪の中を一直線に急下降




夏道に出合い、やれやれと小休止、あとは夏道を追い、林道まで下る 梅ノ木谷堰堤横の林道終端には、新しい二輪車の轍があった




別荘地の中へと出てきた、後は駅までの車道歩きだ のんびりと駄弁りながら車道を降り、近江舞子駅に到着した




南小松の山麓からの釈迦岳、雪雲の中、降りてきたヤケオ山の東南尾根が明瞭に分かる、左手が登りの北小松からの稜線




暮れ行く近江舞子からの北比良の山、この景色が近江八景に描かれた「比良の暮雪」、暮雪山と呼ばれる堂満岳の東稜が印象的だ、美しい












  近江舞子の駅で、北小松まで戻る車のくま吉さんとはお別れなので、茶話会でもと思ったが、店が開いてなかった、仕方なくここで解散した、例によって山科の駅で缶ビールを仕入れ車中から宴会モード、大阪駅前のいつもの店で、しっかりと飲みなおした、今日もいい山だったと自分では思い満足した、同行のみなさんも同じ思いだったのか、宴会も盛り上がった。
  半日雪にまみれ、夜は酒に酔いしれる、そして帰宅後の爆睡、こんな山行が今の僕には、至福の一日、素敵な山仲間に恵まれ、まだまだ頑張らねばと思い返しながらの備忘録の記述、ひどい記述だと思いながらも、命ある限り、カメラのシャッターを押し続け、書き続けてやろうと思っている。