小雪舞う北比良の堂満第一ルンゼはガスに煙っていた、核心部手前の新雪深雪急傾斜ラッセルに、雪山の醍醐味を身体で感じた
記 録2012年2月19日(日) 天候:曇のち晴 稜線:時々雪、 
メンバー 山仲間11名:ユーエスさん、しげさん、なためさん、やっさん、きたおかさん、いとうさん、すみこさん、ハラッチさん、まるさん、ジャンパパさん、てでぃ
アプローチ JR大阪駅[6:21]〜JR京都駅・乗り換え〜JR湖西線・比良駅[7:38]
コース・タイム 比良駅[8:00]〜イン谷口[8:49]〜堂満第一ルンゼ出合[10:08]〜堂満岳[12:48]〜[13:18]第三ルンゼ・鞍部・昼食[13:57]〜第三ルンゼ〜イン谷口[15:25]〜比良駅[16:45]
地図 国土地理院 1/25000 比良山・北小松 [滋賀県]
メモ   今年も年初にユーエスさんから懇親会のお誘い、「今年は堂満ルンゼでお願いします」とリクエストつきだった。折角なのでブロ友さんを何人かお誘いしたら、星のクライマー「しげさん」がご一緒してくれることになり、総勢11名の賑やかな懇親会の山行となった。運良く降雪直後の新雪深雪の綺麗な雪の中を、最高に楽しむことができた。帰路、比良駅前の一休で賑やかに懇親会、この為に今日は全員JRでのアプローチだった。楽しかった山行を肴に、大いに盛り上がり、楽しい酒を酌み交わさせていただいた。我がチームとしげさんは、呑み足らずに再度、大阪で二次会、山と酒はやはり切り離すことはできないと、帰宅後、爆睡あるのみの一日だった。
山は季節・天候で変化します。ここに掲載した記録・写真等は実際の山行には参考程度に留めて下さい。
備忘録




昨年の堂満ルンゼの記録と比較すると参考になります。→こちら




  今日は下山後の懇親会があるで全員JRでのアプローチ、乗車位置がバラバラだったので、全員比良駅での顔合わせとなった。お互いに自己紹介をする、ユーエスさんとは先週、釈迦をご一緒したが、他のお仲間さんは、昨年神爾谷を歩いた、なためさん、やっさんとは一年ぶりの再会、他の4名の方とは、今日が初めてだった、しげさんとは昨年の11月に摩耶でお会いして以来3ヶ月ぶりの再会、全員旧知の山仲間のように打ち解けての出発、天候は青空が覗き、一面新雪の美しい北比良の山麓を、目の前の堂満に向かいイン谷へと駄弁りながら、ゆっくりと歩き行く、山道に入るとすでに新雪は10センチ以上あり、堂満ルンゼの深雪を確信した。
  大勢で話しながらのアプローチは時間を短く感じさせてくれる、あっという間にイン谷口に着いたような気がする。今日は事務所前に遭対協の人がいて、入山者のチェックをしていた、一応リーダーの僕は用意した登山届をきちんと提出した、堂満ルンゼには、あまり入ってませんよ、とのことでノートレースの綺麗な雪を歩けそうだと内心うれしかった。トイレ前で小休止し、途中の大山口付近は積雪1メートル、高度を上げるにつれ積雪は増し、堂満第一ルンゼ取り付きの堰堤前付近は1m50cmぐらいだろうか、とりあえず順調に到着した。     




烏谷から比良・打見の稜線も美しい いつもの場所から、堂満山頂は残念ながら雲に隠れていた




国道からJR比良駅を見る、田圃は一面の銀世界、丁度朝陽が差し込み光輝いていた、この上なく美しく感じる




湖西道路までの山道 積雪20センチほどだろうか イン谷口付近は積雪30センチ




事務所前では遭対協の人のチェック トイレ前で小休止、数組入山者が居た 大山口のダケ道分岐、積雪1メートル




降雪直後の山道はフカフカの雪に覆われ美しさを増していた 第一ルンゼ出合堰堤前で装備を整える




  順調に第一ルンゼ出合堰堤前に到着、この付近で積雪150センチぐらいか、滝が出てるといけないので、アイゼン装着、とりあえず先頭ラッセル部隊に、しげさん、まるさん、やっさん、きたおかさんの四名を指名させていただき、後続は女性陣を挟むように隊列を組んだ、最後尾はユーエスさんにまかせ、僕はルート指示が出せる先頭直後の位置で出発する。
  ルンゼはガスに煙り、いい雰囲気、中央稜までは先行者が居たが、中央稜取り付きの滝上からはノートレースで新雪深雪の綺麗な雪、傾斜が増し腰ラッセルとなり、ラッセル隊だけでは厳しいので全員ラッセルの指示を出す。
  滝は全て雪で埋まっていた、沢中はおそらく積雪は3メートルほど、堂満第一ルンゼのもっとも雪の深いときに当たり、最高の状態で楽しめる登行だと感じた、みんなも深雪ラッセルの醍醐味を堪能してるように見える、先頭を次から次へと交替し、着実にトレースを伸ばす。




しげさん先頭で、ラッセル隊が先行する ガスに煙り小雪舞う谷中は、比良とは思えない雰囲気で最高だ




さあ、いよいよルンゼらしく傾斜が増して、すでに膝上ラッセル、グングン高度を稼いでくれる




中央稜取り付きの滝、滝下が大きく割れ、今年は滝に取り付けないので、一度中央稜に上がり、ルンゼに下降した、滝前でしげさんが佇む




いよいよノートレースの素敵な様相の第一ルンゼ、すでに腰近くのラッセルにラッセル隊は奮闘するも、厳しいので全員ラッセルの指示を出す




さて、次はいよいよ僕が先頭に立つ番だ 沢幅が狭まり核心部が近い、気温が上がると最も危険な場所だ




開けた手前の急傾斜が核心部、胸ラッセルで進まない場所で、僕が華麗なラッセルワークを披露した(^^ゞ




核心部の急傾斜、漏斗状にすぼんでいるので、気温上昇時はとても危険な場所、進む速度が遅いので後続が一気に差を縮めてきた




さあ核心部を抜け、東稜のスカイラインが見えてくる 腰上まで潜りながらもみんな楽しんでいるようだ




相変わらず小雪が舞い、ガスに煙ってはいるがすでに源頭部に入ってきている、余裕の笑顔のしげさん、眼がかわいいね(^^




  すでに東稜直下の源頭部、今年は堂満山頂に飛び出すべく慎重にルートを見極め指示を出す、雪襞の乗り越しは首近くまであり、厳しいが、いい経験だったと思う、雪壁の登行も楽しい、そして最後の藪を掻き分けると、バッチリ山頂まで5メートルのところに飛び出した、厳しいラッセルだったが、いいチームワークで順調に全員元気に山頂に立った。
  山頂には、積雪を調査中の方が一人おられた、電話で報告されていたのでどこかの公的機関の方かもしれない、山頂付近の積雪は2m50cmとのことでした、この方に全員の記念写真の撮影をお願いした、ありがとうございました。




雪襞の乗り越しも厳しいね、きたおかさん 山頂直下の雪壁も楽しい




山頂への最後の雪壁、この藪を抜ければ山頂のはずだ




最後の藪を通過中です 山頂まで5mでした、バッチリだ




前列左から、ジャンパパさん、てでぃ、しげさん、いとうさん、きたおかさん、まるさん
後列左から、なためさん、やっさん、すみこさん、ハラッチさん、ユーエスさん、小雪舞う堂満岳山頂にて




山頂でのひと時 山頂でのひと時 山頂でのひと時




山頂からは烏谷から比良岳への稜線が、一瞬望めた




釈迦方面は残念ながらガスリ展望なし




  たいした風は吹いていなかったが、気温が低いせいか寒いので、第三ルンゼの鞍部まで降りてから、昼食を摂る事にして、早々に山頂を後にする、途中数パーティとすれ違う、そして第三ルンゼの鞍部で昼食、この間、豊中の山岳会や職場の山岳会など大パーテイ数十人が通過して行った、今頃山頂は足の踏み場もないだろうと話し合っていた。
  昼食後、第三ルンゼに飛び出し、一気に下降する、第三ルンゼには残念ながらトレースがあったが、雪を蹴散らしながら思い思いに、最後の深雪を楽しみながらの下降、正面谷下部は、すでに雪が割れて水が出てる箇所があった、週中の降水のせいだろう、青ガレ取り付きで夏道と出合い、一気にイン谷口のトイレ前まで下山した。




さあ、第三ルンゼの鞍部まで下山開始 第三ルンゼの鞍部、昼食にします




堂満岳第三ルンゼ、最初にすれ違ったパーティが上がってきたようで、トレースがあった、少し残念




昼食後、ルンゼに飛び出し下降開始、ガンガン行きますよ 途中で写真など撮ってます、すみこさん




腰まで潜りながら、ワイワイと思い思いに下山中




正面谷との出合いはすぐそこ 正面谷に入るとすでに雪が割れ、水が出ていた




青ガレの取り付きで夏道と合流、堰堤下の橋 よく踏まれた雪の夏道を大山口へ、青空が出て、琵琶湖が望めた




トイレ前に到着、装備を解きます JR比良駅に向け下山、イン谷口の事務所前




  全員無事、イン谷口のトイレ前まで下山、装備を解いて帰り支度をする、青空が覗き気温が上昇してきているのが感じられた。楽しかった今日の山行を話し合いながらワイワイと駄弁りながら、比良駅を目指す、北比良の里に降りてきて振りかえると、今日も残照に照らされた堂満岳がくっきりと見え、心に残る山容を見せてくれる、右に眼をやれば、先週歩いた釈迦岳からの稜線に、フジハゲの大きな雪庇が視認できる、そして目の前には青空にポッカリ浮かぶ雲の下で琵琶湖が陽光に光り輝いている、広がる田んぼの積雪も朝から随分融けている、眼前の琵琶湖に広がるきらめきに、春の陽光の暖かさの兆しを全員が歩きながら感じていた、「春遠からじ」。
  綺麗な雪は比良ではおそらく今日が見納めのような気がする、時間が許せば、残雪の比良を一日でも多く歩きたいと願うが、忙しい今の僕にそれが許されるだろうか、そんな思いを胸に秘め、名残のつきない大好きな北比良の山並みを何度も振り返り写真に収めた。




何度も振り返り、美しい北比良の山をカメラに収めた




堂満岳、別名:暮雪山、暮れ行く残照のこの山は近江八景に描かれている、暮れ行く北比良には雪山が本当に美しい




右に眼を転ずれば釈迦岳、フジハゲの大きな雪庇も視認できる




陽光に光輝く琵琶湖、田圃の雪も朝から随分融けている、「春遠からじ」を感じさせる陽光のきらめきだった




  JR比良駅前の「一休」で懇親会、おでんとたこ焼きのつまみしかなかったが、大いに盛り上がり話がはずんだ、ビールの空き瓶がずらり並んだところでお開きにし、再度の懇親を約し、解散した、山科の駅でいつものように缶ビールを調達し、飲みながらの車中も話がはずむ、うちのチームとしげさんで、梅田で二次会、遅くまでお付き合い頂きありがとうございました。

  山と酒と、新しい仲間との出会い、人生はかくありたいと、あとは爆睡あるのみの一日、至福の一日だった(^^