鹿舞ダキ山(かまだきやま)には「森の妖精」の石像があった、近年のもののようだが、この山の風情にマッチしていた
記 録2012年08月15日(水)   天候:曇り、時々雨 
メンバー てでぃ単独
アプローチ 徳島県神山町・「道の駅・神山」[9:05]〜R438川又分岐[9:33]〜出会い滝〜岳人の森・観月茶屋[10:00]
コース・タイム 岳人の森・登山口[10:08]〜砥石新道〜[11:32]砥石権現[11:42]〜鹿舞ダキ山[11:53]〜登山口[12:39]
地図 国土地理院 1/25000 阿波寄井 [徳島県] 
メモ   神山では、いつもは前日にどこへ行こうか考えるのだが、今回は砥石権現(といしごんげん)へ行こうと大阪を出るときから決めていた。想像したとおりの自然林が広がる静かな山だった、花の山なので最盛期の4月下旬から5月上旬は大勢のハイカーで賑わうようだが、この季節は花の姿は一向に見受けず、ただ緑の美しさだけが際立っていた。誰とも会わない山頂でふと思った、神山町の剣山主稜の主だった山は歩いてきたが、どこかで繋げて歩いてみたいと云う想いに何故かかられてくるのが不思議だ。
山は季節・天候で変化します。ここに掲載した記録・写真等は実際の山行には参考程度に留めて下さい。
備忘録



  今年のお盆も昨年同様に不安定な天候、今日はのんびりの散歩なので、気持ち的には昼食後にゆっくりと出たいとこだが、午後からは雷雨が来そうな感じなので、朝から出かけることにするが、9時を廻っていた。神山町の役場そばの野間谷周辺も雲が広がり今にも降り出しそうな天候だったが、傘を持って登山口のある岳人の森へ向け出発した。何度か通ったことのある土須峠への道だが、途中に新たな「出会い滝」の標識を見つけて車を止め見学、10m足らずの滝だが、水は綺麗だった、後から地図を見ると、この沢は砥石権現へ突き上げていた、時間があれば辿るのも面白いかもしれない、一時間ほどで岳人の森の受付のある「観月茶屋」に到着、ここで入山料の¥400を支払い、車の駐車地を指定され、登山口へと向かい、無事に到着した、他に登山者はいなかった。



神山町の役場そばを流れる野間谷、最奥にわずかだが剣山主稜を望める、正面の高根が印象的な里山の風景、今日は今にも降り出しそうだ



道が道だけに案内板があると安心できる? 出会い滝の案内板、2ヶ月前に出来た所のようだ



10mもない「出会い滝」だが、三条の流れが一つになるのがいい、美しい滝だった



岳人の森の入口、観月茶屋にて入山料を支払う 数分、岳人の森の中を走り、登山口に到着した



  「砥石新道」は手書きの案内板には2001年10月開通と書かれていた、10年ほど経過している、30年かかった開拓の苦労を感じながら歩かせていただこうと思う、良く整備されていた。この道はいわば北稜といってもいいだろう尾根沿いに切り開かれている、途中の案内板には、「マンサク自生地」の標識後に、「栃山」の標識、ここは周囲は栃の木が多いのだろうか、確認できなかった、その後「シャクナゲ坂」「カタクリ自生地」などがあった、樹間から鮎喰川を見下ろせる場所もある、森は深く濃い、時折差し込む陽に緑が輝くのも美しかった、のんびり歩き行くと、鹿舞ダキ山・砥石権現の分岐道標に出会う。



登山口入口に立つ砥石新道の案内板



元来が自然林の深い森、出だしから濃い緑にくつろげる まずはマンサクの自生地の案内盤、3月が旬です



法面の工事跡上部、剣山主稜、土須峠への道が見える 山頂方面はガスの中・・・、雨が降ってるだろうなぁ



北面の尾根通しに切り開かれた道、ヒメシャラ、ブナの木が目立つ



「カモシカのガレ場」の案内板、覗き込むと・・・ 何しろ深く濃い森、カモシカも歩くのが大変だろう



時折、陽が差し込むとブナの緑が輝き出して美しい



「シャクナゲ群生地」、花が付けば素敵な回廊だと思う 今は緑の中の道、この山は春に来なければいけない



カタクリ自生地、花が見たい ヒメシャラの赤い幹が目立つ 深い森が続くのがたまらない



見下ろす谷間を吉野川の支流、鮎喰川が流れる、この川を中心に神山の町が広がっている



ひと際目立つブナの古木、ガスの中で見ると余計に生命力を強く感じる、右上に分岐道標



  「鹿舞ダキ山」という名前は持参した地図に記載がなかったので、ここで初めて知った名前だ、「しかまいだきやま」と読むのかなと思ったが、帰って調べると「かまだきやま」が正解だった、鹿に関連ある由来があるのだろうということは、雰囲気的に想像できるが本当の由来は帰って調べたが分からなかった、ともかく帰りに寄ることにして、砥石権現への道を進むが、小雨が降り出し、展望なく少し残念、西面が開けた「お休み台」の標識の場所も眼前の山しか見えず遠望はきかなかった、「アケボノツツジ群生地」の標識を過ぎれば、すぐに砥石権現の山頂だった。。



山頂から北に延びる尾根との合流点に鹿間ダキ山の分岐標識 これから歩く山頂方面、すでに小雨がぱらついて来る



視界が開けると「お休み台」 脇町・清水峠方面と書かれていたが・・・ アケボノツツジの群生地、葉だけは分かる



ケルンが見えてきた、山頂に着いたようだ 山頂で記念写真、ストック代わりの傘がいい感じ?



山頂には道標はあったが山名板はなかった、点標があるので砥石権現の山頂には間違いないだろう



  砥石権現の山頂には点標と案内標識、おそらく山名板が立っていたであろうケルンがあった、一応確認の為、西の稜線を歩むが下っていたので間違いないだろう、もともと展望のない山頂のようだが小雨に煙っていたので、尚更、愛想のない山頂に感じたが、誰とも会わず静けさだけは最高だった。相変わらず小雨は時折ぱらつく程度で、傘を差すほどでもなく雷の音もきこえないが、長居をせず下山することにする。先ほどの「お休み台」まで降りると、ガスが晴れ出して、西に延びる剣山主稜の山が見えるも、同定しようという気にもなれず、写真だけでスルーする。分岐を鹿舞ダキ山へと向かう、道標に書いてあったようにすぐだった、鹿舞ダキ山の山頂には「森の妖精」の石像と百人一首の「奥山に・・・」の句板が立っていた。周囲にガスの白い帳が下りていたので鹿の声でも聞けば、句板の雰囲気が漂って最高だったかもしれないなどと思いながら、しばし腰を下ろす。思いのほか涼しく喉も渇かず水も飲まずにここまで来たが、少し口に含んだ、昼寝でもして帰りたい気分だが、そうもいかない、意を決して重い腰を上げて、一気に下山した。



山頂確認の為、少し西に稜線を歩いてみた、間違いない 帰路もまだガスっていたが、陽が差してくる



往きには、もう一つの展望だった、「お休み台」からも、剣山主稜の山が望めた



再度の尾根筋を下降 分岐より鹿間ダキ山へと向かう 標識どおりすぐに山頂に到着



山頂には「森の妖精」の石像と「奥山に・・」の百人一首の句板、特異な山名の由来は気になるが、また調べておこうと思う



山名板は残念ながら解読不能 さあ帰ります、分岐付近の風情がいい感じでした






  今日ものんびりと美しい静かな森を歩いた、神山町の剣山主稜の山はどこも山深く、人も余り入らないので僕ごのみの山が多い、昨年の夏の宿題の大道丸のヒオウギの群生も行きたかったが、今回は時間が許さずまた来夏に持ち越しのようだ、帰宅後、いつもの神山温泉で汗を流し、創造の森の駐車場へ出向く。春に菜の花が満開だった畑には、今年はヒマワリが満開で、最高の景色だった、また秋に来れたら里山の紅葉が見れて最高だと思いながら、ぼんやりと川辺のベンチでまどろんでいた。